クロッサムツールをPC/AT互換機で動かす
最終更新日 2006年10月03日
★HACK.EXEあってのクロッサム2
クロッサム2は、現在でもクロッサム2+USBとして購入可能ですが、リモコン信号を加工するソフトウェアHACK.EXE等のHAL研クロッサムツールはPC-9801
DOS版のままです。
Windows版のクロッサムエクスプローラもありますが、視覚的に使いにくく今でもHACK.EXEが頼りです。
そのために予備を含めて3台の98を保存し続けていますが、ハードの寿命的に保守の限界が近そうです。
★Virtual PC 2004がフリーソフト化
いずれ何とかしなきゃあなー、と漠然と思い続けていたところ、「Virtual PC 2004がフリーソフト化された」という記事を見つけました。
Windows2000/XPの窓で純粋なDOS/Vが動く、ならばVirtual PC+DOS/V+98/VでHACK.EXEを動かせないだろうかと妄想が沸いてきました。
98/VはDOS/V・Windows95上動く98エミュレータですが、Windows98以降では使えくなったため使う機会が無くなっていました。
以前はDOS/V+98/VでならHACK.EXEを動かせました。
素のPC/AT互換機に直接DOS/Vを入れれば最新ハードでも98/Vが動くんでしょうが、何か美しくない。
何よりクロッサム2+USBを生粋のDOS上で使うのは、USB故にハードルが高そうです。
でもWindows上でエミュレートされてたDOSならホストOSが認識するUSBのCOMポートが扱えそうな気がします。
(後で分かりましたが、Virtual PC 2004においてはホストOSが認識するUSBデバイスをゲストOSは利用できない様です。)
それにVirtual PCを使うと、開発環境と動作テスト環境を1台で分けられたり新しいOSでサポートされない開発ツールを新しいPCで使い続けられたりと、今後何かと役に立ちそうです。
ということで、無理矢理と理由を付けてVirtual PCでHACK.EXEを動かすことに挑戦してみました。
★Virtual PC 2004のインストール
実験台として使用したデスクトップPCの主なスペックは
OS:Windows2000
CPU:Pentium3 933MHz
RAM:256MB
です。
Virtual PCはインストールファイルをダウンロードして実行すると、すんなりインストールできました。
思えば順調だったのはここまででした。
★DOS/Vのインストール
次にVirtual PCを起動してDOS/Vをインストールです。
DOS/Vには手持ちのPC-DOS 6.3を使いますが、ここで最初の障害が立ちふさがります。
実はPC-DOSのFDはもう使わないだろうと処分していたです。
そうは言っても、こんな事もあろうかと中身はCD-Rにコピーして残してありました。
しかし、その方法が悪かった。
イメージで残すって方法を今回初めて知ったわけですが、つまりCD-Rに残したときは知らなかったわけで、単純にファイルコピーしただけ。
PC-DOS1枚目のFDはブートディスクなので単純なコピー保存じゃダメって事はさすがに昔から知っていて原本を残していたので問題なくインストールを開始しました。
しかしCD-Rから復元した2枚目以降のFDを読みに行ってくれないじゃあ〜りませんか。
悩むこと数分。
ボリュームラベルをチェックしているんだろうと想像が付き、1枚目FDのボリュームラベルを参考に2枚目以降のボリュームラベルを設定しました。
単にディスク番号部分を書き換えるだけなので簡単です。
これで2枚目以降もインストールが可能になりました。
ところが途中でMKKかな漢字変換プログラムディスクを入れろと出てきました。
適当にディスク番号を付けても受け付けてくれず、MKKのFDだけボリュームラベルの付け方が他のFDとは異なる模様。
そりゃそうだ、もともとディスクNo.が示されていないMKK〜なんだから。
というか、何で違うの?98のMS-DOSじゃあ有り得ない分け方でしょ、英語版との兼ね合いなんだろうか?
今時になってそんな疑問が沸くのも時代遅れだが、う〜ん、とにかくラベル名の想像が付かない。
こんな事でPC-DOSのインストールは頓挫するのかぁ?
一晩経って冷やした頭で再び考えます。
やっぱり、こういう時は頭を休めた方が良いですね。
1枚目のディスクの中に「読み込むべきボリュームレベル名を記したファイルがあるはずだ」と思い付き、片っ端からバイナリダンプしてラベル名を捜索。
ようやくそれらしい名前が見つかり、ボリュームラベル名を修正しPC-DOSのインストールに成功しました。
やれやれ。
(後から分かった事ですが、PC-DOSのインストール時にオプション設定で「MKKをインストールしない」にすればMKKのFDは無くても良かったのでした。ちゃんちゃん)
この後、PC-DOSの修正ファイルを当てるんですが、修正ファイルはCD-Rからの復元に失敗しました。
起動ディスクだったのに単純コピーして、しかも隠しファイルをコピーし忘れていたらしい。
さすがにCD-Rからの復元は断念。
でもファイルの公開に積極的なIBMだから修正ファイルはwebにあろだろう、と気を取り直して探してみると、IBMはLenovoに変わってる!
しかもDOS関連の修正ファイルは無くなってる〜!
ひどいよLenovo、君にはIBMを引き継ぐ資格が無いよ。
こんな所でIBM売却の悪影響を受けるなんて。
まあ、大したバグFIXでも無さそうなので、アップデートしなくても98/Vの動作には影響ないでしょ、って事であきらめて次に進みます。
(後で分かりましたが、PC-DOSの修正ファイルはVectorのライブラリに置いてありました。
引継ぎ企業よりVectorが頼りになるってのはどうなんでしょう。)
★98/V&98用DOSのインストール
PC-DOSが起動したので次はPC-DOS上で98/Vのインストールです。
98/Vと98用DOSはFD現物で保存してあるので、PC-DOSみたいな苦労は無いはず、と思いながらインストールを進めると、FDDのモード判定のために1.2MBフォーマットのFDを入れろと来ました。
入れてみると・・・・読まない。
このPCのFDDは2モードだから読まなくて当然だよな、とあきらめキャンセルすると、2モードFDDとして認識して先に進みます。
次に98用DOSのインストールディスクを要求されます。
入れてみると・・・・読まない。
98のFDは1.2MBフォーマットだから、2モードFDDでは読めなくて当然だよな〜。
Virtual PCは物理FDの他にFDイメージをマウントできるので、別のPCで1.2MB
FDのイメージを作って持ってくることにしました。
イメージ作成にはディスクイマージュを使用させていただきました。
作ったイメージをマウントさせようとすると・・・・読めない。
Virtual PCは1.2MB FDをサポートしてませんでした。
調べてみると、Virtual PCは物理FDDが3モード対応でも1.2MB FDをサポートしないそうです。
え〜、じゃあどうしろと・・・・
ディスク2枚目以降は、PC-DOSの時の様にボリュームラベルに注意して1.44MB
FDにコピーすれば良さそうですが、問題は1枚目。
ブートディスクをどうやって1.2MB → 1.44MBに変換すればいいんでしょうか?
イメージ変換ツールを探してきて試しますが、うまくいきません。
確か「エプソンのDOSなら1.44MBフォーマットの起動FDが作れたよな」と、ふと思い出す。
(NECでも可能?すっかり忘れてます)
システムファイルだけ起動ディスク作成で転送し、その他のファイルをファイルコピーすれば、1.44MBの98DOS用インストールFDが作れそうです。
しかし、そのためにはWindowsでセットアップされてる98をDOSで再インストールしなければならぬ。
そこまでして、やる価値あるかな〜と、しばし考えとりあえず止めました。
翌日、ふと思いついて起動ディスク内のファイルを1.2MB→1.44MBにコピーしただけのFDを用意して98/Vのインストールを試す。
このFDを入れると、98/Vは「ファイルコピーをしています。」と表示して先に進みました。
98/VのインストーラーがFD内のファイルをコピーしてくれるから、FDはブートディスクになってる必要はなかったのでした。
PC-DOSとは逆に気を遣いすぎて引っかかってしまったとは。
★いよいよ起動
インストールが済み、98/Vを起動します。
おお、MS-DOSが起動した。
エプソン版というのが微妙ですが。
早速、RS-232Cにクロッサム2+を接続してC2INIT.EXEを実行!
あれ、反応がない・・・・なぜだ〜。
またしばらく悩むことに。
数日経って、ふと気がつく。
「そういえばDOSって、RS-232C使うのにデバイスドライバが要るんでは?」
DOSの本を読み返すと、やはり必要だった。
完全にDOSの世界を忘れてます。
CONFIG.SYSに「DEVICE=A:\DOS\RSDRV.SYS」を追記して再度C2INIT.EXEを実行。
おお、動いた。
初期化できました。
(その後の調べでC2INIT.EXEやHACK.EXEは直接RS-232Cを叩いており、デバイスドライバは無くても動くことが判明。何だったんだろう?)
で、いよいよHACK.EXEを起動。
起動しました。
が、しかし動きが変。
画面にゴミが残るし、なにより肝心なデータ書き換えができない。
ここまで来て万策尽きました。
対策が分かりません。
HACK.EXEがハードを直接叩くようなソフトだからでしょうかね?
残念ながら終了です。